もともと数学は得意科目でした。
計算も速く、テストでも安定して点が取れていた教科です。
それなのに、中2に入ってから少しずつ点数が下がり始めました。
得意だった数学が崩れたことは、大きなショックでした。
このまま受験期に入ったらどうなるのか。
内申は大丈夫なのか。
本人以上に、私の方が焦っていたと思います。
しかしそこから我が家は、「順番」を意識して立て直していきました。
その結果、受験直前には「やるべきことはやった」と思える状態になり、
数学でも安定して得点できるようになりました。
中2で崩れた数学を、
再び得意科目と言える状態まで戻した家庭学習の流れをまとめています。
我が家の立て直しロードマップ
Step1:基礎確認期(中2前半)|土台を立て直す
数学が崩れ始めたと感じたとき、まずやったのは「応用対策」ではありませんでした。
やったのは、基礎の総点検でした。
テストで点を落としていたのは応用問題でしたが、
原因を探ると、解き方が曖昧なまま進んでいる部分があったのです。
特に目立ったのは、
・与式を書かずに暗算していたこと
・解法の手順を〝なんとなく〟覚えていたこと
そこで、
ポピーのA問題(基本問題で単元確認)・B問題(基本をふまえた応用問題)を使い、
単元ごとに理解の穴を洗い出しました。
この時期は「新しいことを増やさない」と決めていました。
まずは、できているつもりをなくすこと。
与式を書く
途中式を省略しない
答えよりも過程を見る
地味ですが、この徹底が土台になりました。
また、この段階で一度しっかり基礎を見直したことが、
後の理解にも大きく影響していきます。
(※実際に使用した教材の考え方については別記事でまとめています)
ここで基礎を整えたからこそ、次の段階での学びにつながっていきました。
Step2:理解整理期(中2後半)|解法を固める
基礎が整った後、次に着手したのは「理解を深める段階」です。
ここからは、ただ解くのではなく、
解法パターンを自分のものにすることを意識しました。
取り組んだこと
・ポピーで確認した穴をベースに、チャート式中学数学の参考書タイプで補強
・例題→類題→演習問題の順で、一問ずつ解説を丁寧に読み込む
・与式や手順を自分で書いて解答と照らし合わせ、暗算に頼らない理解を定着させる
・わからない部分はその場で立ち止まり、流さず確認する(ここは地味ですが重要でした)
この時期にチャート式を使って、一問ずつじっくり取り組んだことは、
結果的に「理解の抜け」を埋める大きな役割になりました。
受験を終えた今振り返っても、
この段階でしっかり時間をかけたことは本当に良かったと感じています。
得意だったはずの数学で思うように点が取れなくなり、自信をなくしていた我が子も、
一問ずつ自分の手で確認していく中で、
少しずつ「できる感覚」を取り戻していきました。
また、間違いをそのままにせず、基礎や解き方の過程を丁寧に見直すことを続けたことで、応用問題にも少しずつ対応できるようになっていきました。
ポイント
✓ 基礎を土台にしているので、応用問題にも段階的に対応できるようになる
✓ 解説を読むだけでなく、自分の手で再現することで理解が定着する
✓ 間違いを恐れず「なぜそうなるか」を確認することが自信につながる
この段階にしっかり時間をかけたことで、
受験前の模試や定期テストでも焦らず対応できる力がついていきました。
得意な数学で思うような点が取れなくなり、自信をなくしていた我が子も、
一問ずつ自分の手で確認するうちに、少しずつ自信が戻るのがわかりました。
また、間違いを恐れず、基礎や過程を見直すことを徹底したことで、
応用問題も少しずつクリアできるようになりました。
この段階で使用した教材については別記事で紹介しています。
▶効果的なチャート式の使い方を見る
Step3:演習定着期(中3前半)|点数を安定させる
中2後半〜受験期にかけて、いよいよ点数を安定させ、自信を固める段階です。
この時期の目的は「知識の定着」と「試験で使える実践力」を身につけることでした。
取り組んだこと
・チャート式の演習問題や問題集で繰り返しアウトプット
・ポピーのB問題も並行して、弱点の再確認
・時間を意識した演習で、試験本番を想定した練習
・間違えた問題はノートにまとめ、同じミスを繰り返さない仕組みづくり
チャート式に取り組む中で、問題をコピーしてノートに貼り、
一問ずつ与式を書きながら解く方法を取り入れました。
このやり方が我が子には合っていたようで、
間違えた問題をそのままにせず、解法ごと書き込んで整理していきました。
後にこの「弱点ノート」は、自分の苦手分野を把握する材料となり、
次のStep4の対策にも役立ちました。
感情の変化
中3になると、受験に対する漠然とした不安も出てきます。
最初は焦りや不安が強かった我が子も、少しずつ「積み重ねてきた量」が自信に変わっていきました。
苦手だった問題が解けるようになるたびに、
「わかった」と笑顔が増えていったのが印象的でした。
ポイント
✓ 基礎と理解ができているからこそ演習の効果が最大化する
✓ 繰り返し演習で本番対応力がつく
✓ 間違いノートで弱点を仕組み的に潰せる
このステップを経て、中3の夏休みには計算や手順を迷わず解ける状態になり、
中2で崩れた数学も「安定して点が取れる教科」へと戻っていきました。
基礎→理解→演習と段階的に進めたことで、受験に向けた土台がしっかりと整ったと感じています。
▶ 実際に使っていた問題集や教材についてはこちらにまとめています。
Step4:受験対策期(中3後半)|実戦力をつける
中3の夏休み以降、部活も終わり、周りも一気に受験モードに入る時期です。
この時期までの学習で基礎力は十分に整っていたため、
応用問題や受験レベルの問題を繰り返し解くことに重点を置きました。
一時は不安もあった数学ですが、この頃には安定して点が取れる教科に戻っており、
「数学ができる!」という安心感が、他教科の学習にも良い影響を与えていました。
そのため、この段階までに数学を仕上げておくことの大切さを強く感じました。
この時期に特に意識したのは、過去問の傾向を把握することです。
私立高校では学校の授業では扱わないような応用問題も出題されるため、
志望校ごとの特徴を知ることが重要でした。
我が家の場合、公立高校が本命でしたが、その前に受験した私立高校の数学が
毎年かなり難しい傾向にありました。
そのため対策として、中3の夏期講習から受験直前までの期間だけ塾も併用しました。
ただ、それもあくまで「仕上げの補助」としての活用で、
それまでの家庭学習で基礎ができていたからこそ対応できたと感じています。
この塾の活用方法については、別の記事で詳しくまとめています。
▶ この時期に使っていた問題集はこちら
ポイント
✓ 早めに志望校の出題傾向を把握する
✓ 基礎ができていると応用演習が生きる
✓ 不安を“実戦経験”で自信に変える最終仕上げ期
まとめ
得意だった数学で自信をなくしたときのショックは大きいものでした。
しかし、その後の「順番」を間違えなかったことが、
立て直しの一番のポイントだったと感じています。
基礎確認 ポピーで基礎を徹底確認
解法理解 チャート式で解き方を整理
実践準備 模試や応用問題に慣れる
入試対策 過去問演習
数学は「難しい問題をたくさん解くこと」よりも、
✓ 基礎を整える
✓ 解法を理解する
✓ 段階的にレベルを上げる
この“順番”がとても大事だと、改めて実感しました。
もし今、「数学が苦手かもしれない」と感じている場合でも、
いきなり応用問題に進むより、一度基礎を見直すことが近道になることもあります。
このロードマップが、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。


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